Scratchのオンライン版とオフライン版の違い

子供向けのプログラミング言語として有名なScratchには、オンライン版とオフライン版の2種類が存在します。ではこの2種類にどのような違いがあるのか、使用する場合にどちらを選ぶ方がいいのかを見ていきたいと思います。

Scratchオンライン版

Microsoft EdgeやGoogleChromeなど、インターネットを見ているブラウザでアクセス可能なのがオンライン版です。

https://scratch.mit.edu/

検索で「Scratch」と入力するか、上記URLにアクセスすることで使用できます。では、オンライン版とオフライン版のどちらを選べばいいのかを知るために、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

Scratchオンライン版のメリット

  • インストールなどの手間が少なくいつでも気軽に利用できる
  • インターネット接続環境があればいつでも利用でき、遊べ、自身のゲームを公開できる

オンラインでできる一番のメリットは、他の人が作ったゲームで遊ぶことができることだと思います。中身を見ることもできるので、自分が作りたいゲームをどのように作ればいいか、参考にすることもできます。さらにはいろいろなゲームで遊び放題なので、子供が楽しめることは間違いありません。

Scratchオンライン版のデメリット

  • インターネットにつながらないと使用できない
  • 操作によってはインターネットのいろいろなサイトを閲覧出来てしまう

オンライン版はいうまでもなく、インターネットに接続できる環境がないと利用することはできません。また「インターネットにつながる」ということは、インターネットの閲覧環境が整っていることなので、サイトの利用制限がなく様々なサイトを閲覧できてしまうことがあげられます。

Scrachオフライン版

オフライン版は、いわゆるアプリとしてパソコンにインストールするものです。インストールの方法は「Scratch(スクラッチ)をダウンロードする方法・インストールする方法」を参考にしてもらえればいいかと思います。

Scratchオフライン版のメリット

オフライン版のScratchのメリットは以下だと考えられています。

  • インターネット接続が出来なくても使用できる
  • すぐに作成画面に入れるので簡単である
  • scratchでゲームを作成することしかできないので、インターネットを見たり遊んだりという危険が少ない

インストール版は最初にインストールしなくてはならない、という手間はあるものの、「Scratch(スクラッチ)をダウンロードする方法・インストールする方法」を参考にしてもらえれば、とても簡単にインストールできることが分かると思います。

子どもがまだパソコンに慣れていないという場合など、インターネットをいろいろ触らせたくない場合にはオフライン版のScratchを利用するのがおすすめです。

Scratchオフライン版のデメリット

オフライン版のScratchのデメリットは以下だと筆者は考えています。

  • 先にインストールをしておく必要がある
  • 他の人が作成したゲームを見たり遊んだり、自身のゲームを公開する事は出来ない

オフライン版はインターネット環境に接続されてないため、他の人が作成したゲームを遊んだりすることはできません。作成したものを他人と共有できない、という閉鎖的な利用環境にはなりますが、その分、安全性が高い利用方法であるということが出来るでしょう。

まとめ

いかがでしたか?オンライン版とオフライン版、通常使う分には特に変わりはありませんが、プログラムを作成する以外の場所でいくつか違いがあります。自宅や使う子どもの環境に合わせて、使いやすい方を選んでみるとよいかと思います。

インストール版とインターネット版の両方をうまく使い分けることが出来れば、安全性を高めながらも、ほかのユーザーとの交流を楽しむことが出来ると思います。保護者がいないときはオフライン版、保護者の目がある場合はオンライン版、といった使い分けも良いかもしれません。

オフライン版で作成したものをオンライン版で読み込むこともできるため、必要に応じて使い分けることが可能です。操作手順については「Scratchのプロジェクトを保存する方法・開く方法」を確認するとよいでしょう。