プログラミング学習教材:「Hour of Code(アワーオブコード)」とは

手軽に自宅でプログラミング学習ができるサイトとして有名な「Hour of Code(アワーオブコード)」をご存じでしょうか?

名前に「Hour」とついていることからわかるかもしれませんが、大体1時間程度でプログラミング学習ができることを想定した、幼稚園から中学生向けのプログラミング学習のサイトです。アクティビティと呼ばれる学習サイトがたくさんあるのが特徴です。

  • プログラミングに興味があり、どんなものかみてみたい
  • 子どもをプログラミング教室に通わせるかどうかを悩んでいる
  • 手軽にプログラミングを試してみたい

インターネット環境とパソコンさえあれば、簡単にプログラミング学習を試すことができますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

Hour of Code(アワーオブコード)とは

「Hour of Code」とは、米国の非営利団体「Code.org」が運営している、子どもを対象にしたプログラミング学習が来出るウェブサイトの学習コースの一つです。Hour of Code の特徴は以下のようにあげることができます。

  • 幼児から遊べるscratchをベースにしたゲーム
  • micro:bit を使用するプログラム
  • 小学校高学年向けにはPythonやC#を使ったコードプログラミング

様々な年齢層、言語に対応した学習コースがあり、また色々な国の言語が準備されていますので、日本語で学習することが可能です。おすすめの年齢がすべてのアクティビティに記載されているので、どれをやらせたらいいかわかりやすいのも特徴の一つです。

Hour of Code(アワーオブコード)の特徴

「Hour of Code」の特徴は、ほとんどのアクティビティが子どもでも直感的に理解しやすいビジュアルプログラミングを使用しているということです。命令文の書かれたブロックなどを組み合わせてプログラミングをしていきます。

高学年向けには、コードプログラミングも準備されており、レベルに合わせて学習方法を選択する事が可能です。

有名なビジュアルプログラミングとしてはScratchなどがあげられるかと思いますが、プログラムのやり方はそれと同じです。マウスのドラッグ&ドロップだけでプログラムを作成していきます。

Scratchに興味のある方は、Scratchの基本について解説した「Scratch(スクラッチ)とは?:子供のプログラミング教育に最適な言語」の記事も参考にしてみてください。

Hour of Code(アワーオブコード)の種類

「Hour of Code」の種類ですが、子どもが興味を持ちそうな様々なアクティビティが準備されています。

子どもに人気の「マインクラフト」をはじめとし、「アナと雪の女王」や「スターウォーズ」のような人気キャラクターを用いたものもあります。オリジナルの物ではドラゴンをキャラクターにしたものもありますので、低学年の子どもでも興味を持つことができます。

「Hour of Code」は、年齢や性別にあわせて幅広い選択肢があるのがポイントです。

Hour of Code(アワーオブコード)の遊び方

では、「Hour of Code」はどのように使えばいいのでしょうか。「Hour of Code」の使い方の例として、「マインクラフト」のゲームを1つ紹介してみようと思います。

Hour of Codeへのアクセス

まず「Hour of Code」の公式サイトにアクセスします。以下のような画面が表示されたら、次はモードを選択することができます。個人で楽しむ場合になるので、ここでは生徒向けの「アクティビティの検索」をクリックします。

すると日本語で学ぶことのできるアクティビティの一覧が表示されます。日本語の場合は現在67個のアクティビティが学習可能です。もし英語でも問題ないという場合は、一番下にある「多言語のアクティビティを表示」というボタンをクリックすると、他のアクティビティも表示されます。

あとは好きなアクティビティを選んで学習をスタートするだけです。ところどころ英語の部分があるため、子どもだけだと躓いてしまう可能性があります。

また、アクティビティによっては途中に動画が表示されたり、メールアドレスの入力を求められたりする場合もありますので、保護者の方が確認をしてあげることが必要になります。

Hour of Codeの遊び方

「Hour of Code」のアクティビティをクリックすると、まず最初に説明動画が流れます。こちらはほとんどが英語になっていますが、字幕の表示がありますので大丈夫です。その動画を終了すると実際の学習が始まります。

マインクラフトの実際のプログラミング画面は、このような感じです。

右側にプログラミングを作成するエリア、左側に実際の動きを見るエリアと実行ボタンが表示されています。上部分にはそのチャプターでの課題が表示されています。

チャプターで説明されている内容を実行できるとクリアという流れなので、ここでは「木の前まで進んで、ブロックを破壊する」というコードを作ります。「実行」というオレンジのボタンを押すと、左上の画面が動いてプログラムが実行されます。

プログラムが正しかった場合は、次に進むことができます。

間違えた場合は何度もチャレンジが可能です。何回か間違うと、ヒントも表示されます。もし表示が英語になってしまっている場合は、左下のプルダウンから言語の変更が可能です。

Hour of Codeの所要時間

上で紹介した「Minecraft Timecraft」の場合、全部で14単元ありますが、1個あたりにかかる時間は大体5分程度なので、「Hour of Code」の名前の通り、大体1時間で全ての学習が完了できます。これはどのアクティビティもだいたい同じですので、空いている時間にちょっとやってみるという事も可能です。

まとめ

いかがでしたか?手軽に自宅でプログラミング学習ができる「Hour of Code」を紹介してきました。

Hour of Code の位置づけとしては初心者や入門向けの教材になるのですが、インターネット環境があれば、いつでも・どこでもプログラミング学習ができるという点でおすすめのサイトです。

プログラミングを試してみたい、ビジュアルプログラミングがどんなものかを見てみたいという方は、一度試してみるといいのではないでしょうか。